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今川氏滅亡 著:大石 泰史
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永禄三年、海道一の弓取りと謳われた今川義元が桶狭間で横死。氏真が跡を継ぐも、わずか八年余で戦国大名の地位を失う。駿河、遠江、三河に君臨した今川氏は、なぜあれほど脆く崩れ去っていったのか。三州錯乱や遠州〓(そう)劇といった国衆の離叛、その要因となった「家中」の強制的刷新による混乱と弱体化の動向等を丹念に検証。桶狭間敗北や「暗愚」氏真に仮託されてきたイメージを覆し、最新研究から新たなる実像を提示する。
第1章 戦国大名今川氏の登場(氏親以前の今川氏、「戦国大名」氏親の登場から死没 ほか)
第2章 寿桂尼と氏輝(家督継承者と「家督代行者」、寿桂尼の位置づけ ほか)
第3章 義元の時代(義元の栄華、領国西方の維持)
第4章 氏真の生涯(“通説”今川氏真、離叛する国衆たち)
第5章 今川領国の崩壊(氏真の実像を探る、氏真の発給文書)