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戦国大名の新研究2 北条氏康とその時代
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商品詳細
小田原北条家の三代目当主にして、領国発展の礎を築いた戦国大名北条氏康。
武田信玄・上杉謙信・今川義元ら名だたる大名と激戦を繰り返し、家臣団統制・軍事政策・民衆統治・外交など領国支配でも類いまれな手腕を振るった英姿を、気鋭の研究者が最新の研究成果によって明らかにする。
目次
- 第一部 氏康の人物像
- I「今代天下無双の覇主」五十七年の生涯 黒田基樹
- II 北条家の繁栄をもたらした氏康の家族 浅倉直美
- III 五〇〇通を超える発給文書の諸問題 黒田基樹
- IV 側近く仕えて氏康を支えた家臣たち 浅倉直美
- V 氏康の教養と文芸 小川剛生
- 第二部 氏康の領国支配
- I 氏康の家臣団統制――太田康資衆の譜代家臣化 則竹雄一
- II 氏康の軍事政策 平山優
- III 氏康の民衆統治――北条氏と「百姓中」「町人中」「職人衆」 則竹雄一
- IV 戦争と飢饉の中で展開した商業・流通政策 小川雄
- V 北条氏の宗教政策と氏康期の特徴 長谷川幸一
- 第三部 氏康の合戦と外交
- I 北条氏と山内・扇谷両上杉氏 森田真一
- II 氏康と古河公方の政治関係 長塚孝
- III 対立から同盟へ――今川義元・氏真と氏康の関係性 大石泰史
- IV 氏康と武田信玄 海老沼真治
- V 関東をめぐる氏康と上杉謙信 阿部哲人
- VI 北条氏康の房総侵攻とその制約 細田大樹
- VII 氏康期の京都外交 木下聡
- 付録 北条家略系図