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南奥州の戦国時代 伊達・芦名・白川・相馬氏の激闘と領国支配
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合戦・和睦・裏切りと、合従連衝をくり返す群雄たち。勢力が均衡し、混沌渦巻く戦国南奥州の特質とは!?伊達・芦名・白川・相馬・岩城・二階堂・二本松畠山・石川・田村氏らの盛衰と、時代を彩った城館・宗教・芸能・生活を関係地図・系図・現況写真とともに活写。
戦国南奥州の基礎知識が学べる最適の入門書です。
2003年に歴史春秋出版から刊行された名著『戦国の南奥州』を改訂・改題のうえ刊行。
目次
- 第一部 戦国の始まりと群雄
- 1白川氏の平和とその崩壊、戦国の始まり
- 2伊達稙宗が史上初の陸奥国守護職に任じられる
- 3奥州の戦国争乱の画期となった伊達氏天文の乱
- 4会津の覇者・芦名盛氏の強大な権力
- 5海道の古豪・岩城と相馬の激しい対立
- 6仙道の雄・石川と田村の発展と迫る佐竹
- 7岩瀬二階堂と安積伊東、二本松畠山
- 8中人制をもとにした諸大名間の平和維持
- 第二部 武士と百姓
- 1伊達氏の戦国大名化を示す棟役日記と段銭帳
- 2「奥州守護法」の性格をもつ分国法・塵芥集
- 3国質・郷質・妻敵討など特徴的な塵芥集の法
- 4「伊達晴宗采地下賜録」にみる戦国大名の家臣団
- 5地頭と百姓の関係にみえる領地支配の実態
- 6白川家の正月、伊達家の正月
- 7「伊達輝宗日記」にみえる戦国大名の一年
- 第三部 戦国の社会
- 1城館と町を中心とする戦国城下町への転換
- 2戦国の村の成長と戦う人びと
- 3南奥羽各地に作品を残した鍛冶大工
- 4境界争いの裁決が中人制から大名へ移る
- 5陸・海ともに盛んになされた交通と物流
- 6「塔寺八幡宮長帳」にみる飢きん・徳政
- 7耕作に必要不可欠な堰と水利用
- 第四部 宗教と芸能
- 1信仰あつき京・熊野・高野山への旅
- 2次々に南奥羽を来訪する都びと
- 3茶の湯の流行と画聖・雪村の活躍
- 4戦国武士が楽しんだ連歌・乱舞・鷹野
- 5戦国大名権力の確立によって聖域が崩壊
- 6政略に翻弄された女性と家
- 7神の祭り、寺の教育、大名・武士の修養と研鑽
- 第五部 政宗の飛躍と戦国の終焉
- 1独眼龍政宗の緒戦となった小手森と人取橋
- 2郡山で佐竹氏と激突、三春仕置で田村氏を傘下に
- 3磐梯山ろくの決戦で芦名を撃退、会津が勢力下に
- 4無類の筆まめだった政宗の文書と花押
- 5小田原参陣、秀吉に対する三度の危機
- 6箭田野一族が叛乱、苦戦した大里城攻め
- 7白川・石川・田村の所領召し上げに政宗が関与
- 8秀吉の奥羽仕置により戦国時代が終幕を迎える