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中世武士選書37 島津貴久 戦国大名島津氏の誕生
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島津本宗家の家督をめぐる骨肉の争いや、国人たちとの血みどろの領土争いに勝利し、薩摩を統一した島津氏中興の祖。 複雑な政治情勢をていねいに整理し、新たな戦国史像を提示する。!
目次
- 第一章 室町期の島津氏と「三州大乱」
- 1、室町期の島津本宗家と御一家
- 2、戦国時代の到来
- 3、島津忠昌の自害と「三州大乱」
- 4、島津相州家忠良の台頭と貴久の誕生
- 第二章 島津本宗家家督の継承戦争
- 1、奥州家忠兼から島津貴久への家督移行――近世の認識
- 2、貴久家督継承の真相
- 3、奥州家勝久の復権と薩州家実久の台頭
- 4、島津貴久の「太守」就任
- 第三章 大隅国への進出
- 1、一六世紀前半の大隅・日向情勢
- 2、生別府・加治木をめぐる攻防
- 3、有力御一家による守護承認と本田氏の自立
- 4、大隅国府周辺の平定 本田氏「錯乱」
- 5、加治木進攻と島津貴久の修理大夫任官
- 6、大隅国姶羅郡の平定
- 第四章 島津貴久と対外関係
- 1、島津領国と海外諸勢力
- 2、種子島氏と鉄砲伝来
- 3、キリスト教の伝来とザビエルとの会見
- 4、ポルトガル船誘致活動
- 第五章 義久への家督継承
- 1、肝付兼続の離反と弟忠将の死
- 2、義久への家督継承と正統性
- 3、晩年の貴久――薩摩統一
- 4、貴久の周辺
- おわりに――貴久が目指したものと義久への教訓