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歴史文化ライブラリー612 よみがえる東北の城 考古学からみた中世城館
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奥羽における「城館」、堀や土塁・切岸で区画された遺跡の考古学的な調査成果によって、その種類や年代、地域性が明らかになった。古代の多賀城にはじまり、大鳥井山遺跡や柳之御所など11、2世紀の城館から、室町期の「居館(きょかん)型山城」の出現、戦国大名伊達・蘆名氏の本拠、そして豊臣秀吉の奥羽仕置(しおき)まで、列島の中の奥羽の城館を通史的に描き出す。
目次
- 遺跡としての城館―プロローグ
- 城館の系譜
- 古代の城館とは
- 十一世紀の柵
- 十二世紀の城館
- 鎌倉時代の城館
- 名取郡の鎌倉武士の居館
- 奥大道に面した安積郡の宿(しゅく)と館
- 南北朝時代の城館
- 南北朝時代の山城
- 南北朝時代の居館
- 室町時代の城館
- 居館型山城の成立
- 室町時代の平地居館
- 南陸奥の二つの御所
- 戦国大名の本拠
- 伊達氏の本拠
- 蘆名氏の本拠
- 列島の中の奥羽の城館―エピローグ
- 参考文献
- あとがき