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人物叢書291 松井友閑
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商品詳細
織田信長の法体の側近。舞(まい)の師匠を経て家臣となる。堺代官をつとめながら、将軍足利義(よし)昭(あき)や上杉・伊達・大友ら大名家、本願寺などのほか、逆心家臣との交渉役として活躍。文化の才にも秀で、政権の茶の湯を統括し「大名茶湯」の世界を作り上げ、晩年は文化人として過ごした。信長の懐刀として内政・外交に奔走した全生涯を描く、初めての伝記。
目次
- はじめに
- 友閑点描
- 出自
- 名前と号
- 素養
- 松井姓
- 子息とされる人たち
- 師匠から家臣へ
- 信長のための名物収集
- 饗応の場への参席
- 寺社奉行および取次
- 初期の活動
- 堺での名物収集と代官就任
- はじめての対外交渉
- 大徳寺と上賀茂社との相論
- 信長側近と堺代官の兼務
- 将軍義昭との交渉と「堺衆」掌握
- 信長茶会での茶頭と蘭奢待截香の奉行
- 伊達家との外交
- 宮内卿法印として多忙な日々のはじまり
- 宮内卿法印任官
- 本願寺との和睦交渉
- 信長の妙覚寺茶会とその跡見
- /信長の御意伝達役
- 最高位の信長側近として
- 堺と京都を往復して
- 信長御成の茶会
- 政権下の茶の湯統轄と信長の堺御成
- 内政外交に活躍の日々
- ゆるぎない地位、そして突然の悲報
- 饗応役と勅命講和の交渉
- 「王国の寧日」
- 信長のもとでの最後の任務
- 亡君信長の重臣として
- 晩年
- 混沌とする政局にのまれて
- 秀吉政権下における立場
- 堺代官の罷免とその後
- 略年譜
- 参考文献