|
歴史文化ライブラリー597 名物刀剣 武器・美・権威
数量
|
商品詳細
その来歴から「名物刀剣」と呼ばれる、おもに平安~南北朝時代の日本刀。武器としての特徴、美的要素、近世における権威や家の象徴の関係性に着目し、歴史的遺産としての独自性を考える。謎の多い『享保名物帳』を読み込み、仏教美術、有識故実、刀装、茶の湯道具との関係など、学際的な視点から名物刀剣の特徴を分析して、新たな魅力に迫る。
目次
- 名物刀剣を考える前に―プロローグ
- 名物刀剣と武器
- 日本刀にあらわれた神仏
- 戦国時代におこった日本刀の変化
- 名物刀剣と美
- 中世の刀剣評価
- 刀剣と茶の湯道具
- 刀剣への即物的な見方
- 美と権威のはざま
- 強められていく権威
- 『享保名物帳』の成立
- 名物刀剣の秘密主義
- 権威化のゆくえ
- 名物刀剣とは―エピローグ
- あとがき
- 参考文献
- 掲載刀剣・拵一覧